新築マンション

モデルルーム訪問の注意点-新築マンション

この記事では、新築マンションのモデルルーム訪問について

  • どんなこと聞かれるの?
  • 事前に準備しておいた方がいいことは?
  • 営業電話がしつこくかかってくるんじゃないの?
  • 冷やかしで行っても大丈夫?
  • 来場特典だけもらいに行ってもいい?

といった疑問に答えていきます。

棟内モデルルームか棟外モデルルームか?

マンションのモデルルームは棟内モデルルームと棟外モデルルームの2種類があります。

棟内モデルルームは実際に販売しているマンションの1室をモデルルームとして案内しているものです。

売り物の実物が見えるので、購入の際に訪問すると参考になります。もっとも、デベロッパーとしては竣工前に売り切りたいのが原則ですので、棟内モデルルームがある物件は、いわば売れ残り物件であるともいえます。

棟外モデルルームは実際のマンションとは別の場所で、疑似部屋を作って案内するものです。竣工前の物件では、棟内モデルルームを作ることはできませんので、棟外モデルルームで案内することになります。

棟外モデルルームの注意点
  • 実在しない間取りになっている場合がある
  • 実際にはある梁などが消えている場合がある

モデルルーム訪問予約の際の注意点

モデルルームを予約する際の注意点について解説します。飛び込みでも対応してもらえる場合はあると思いますが、基本的には予約が必須です。

購入する可能性が高い場合は予約前の根回しが大切

販売会社は、購入見込みが高い客にはエース級の営業マンを付け、冷やかしっぽい客には新人や成績の低い営業マンを付ける傾向があります。

購入する可能性が高い場合はエース級の営業マンを付けてもらうメリットが高いので、できるだけ力のある営業マンが自分に付けられるように仕向けておくべきす。

エース級営業マンが付くメリット
  • 顧客の要望に対する上司の決済が通りやすい
  • 住宅ローン、近隣情報や競合物件に関する知識が豊富
  • コミュニケーションがとりやすくストレスが少ない

購入見込みが高いと販売会社に思わせる方法

購入見込みが高いと思わせるには以下のことをやっておくのがお勧めです。

  • あらかじめ資料請求をしておく
  • 年収や予算が物件の価格を合致させておく(予約や資料請求の際の入力フォーム)
  • 家族で訪問する

資料請求する際には、ネットの入力フォームで大まかな個人情報を取られます。あらかじめ資料請求をしておくことで、物件に興味があることと、個人情報(年収、家族構成、現住所、予算、希望間取り等)をある程度伝えることができます。

もちろん嘘の個人情報を伝えるのはNGです。販売会社は訪問前に記載されている情報を調べますし、後々の信頼関係にもかかわります。最悪、ライバル会社のスパイと思われた場合は、情報をあまりもらえなくなります。

家族で訪問することを伝えることも効果的です。

場所を確認しておく

竣工済み物件であっても、案内は棟外モデルルームのところもあります。

現地に行ったら誰も待っていなかったなんてことがないように、予約時に訪問する場所をきちんと確認しておきましょう。

車で行く場合は駐車場の有無や提携駐車場についても確認しておきます。

訪問時は手ぶらでOK

モデルルーム訪問の際は、基本的に手ぶらでOKです。

申込をする場合は収入に関する資料や印鑑、免許証・保険証あたりが必要になりますが、その日のうちに申込みすることなどまずありませんし、すべきではありません。

ただし、来場特典を貰うためにチラシが必要な場合があるので、来場特典目当てに行く場合はその点を確認しておきましょう。

自分の年収の見方が分からない人は、直近の源泉徴収票か確定申告書の写しを持って行ってもよいでしょう。

営業電話がしつこくかかってくるところはほとんどない

モデルルーム訪問の際に心配することとしては、「一度行ったら営業電話がしつこくかかってくるんじゃないの?」というものがあると思います。

私は何度もモデルルームを訪問して、携帯番号もアンケートに記入していますが、営業電話は1回しかかかってきませんでした。

かかってきた1回も、1人でモデルルームに訪問した際に奥様の意見も聞いてみますと言って終わったのに対して、「奥様はどうでしたか?」と数日後に聞かれただけでした。

モデルルームを訪問した結果、買わない物件であれば、そのことをきちんと伝えればしつこく営業電話がかかってくることはほとんどないと思います。

「検討します。」でもほとんどかかってこないのが実態じゃないでしょうか。

冷やかしや来場特典だけもらいに行く場合の注意点

モデルルームを見に行く人の中には、インテリアを参考にしたいから見に行きたいという人や来場特典だけもらいたいという買う気が全くない冷やかしの人も一定数います。時には、ライバル会社の関係者が来る場合もあります。

販売会社的にははっきし言って迷惑ですし、個人的には費用対効果的にも冷やかしや来場特典目当てで行くのはあまりお勧めしていません。

それでも、実際に行ってみたら買う気になるかもしれませんし、その会社のことが好きになって将来の顧客になることもあるので、販売会社としても冷やかし客も全くデメリットだけではありません。

冷やかしで行く場合は、以下の点は注意しておいてください。

個人情報はがっつりとられる

冷やかしで行く人は個人情報はがっつりとられると覚悟してください。来場特典は個人情報の対価のようなものです。

最低限以下の情報は取られます。これ以上取ってくる場合もあります。

取られる個人情報
  • 氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・家族構成
  • 現在の居住形態(持ち家・賃貸、家賃)
  • 勤務先、年収、勤続年数

平均2~3時間は拘束される

モデルルーム訪問時の拘束時間は2~3時間が平均的です。

中には5時間かかったという猛者の声もあります。

来場特典はだいたい3000円程度のものが多いので、拘束時間に対してこれが割に合うかは要検討です。

冷やかし感を出しすぎない

心臓が強い人の中には、営業されるのが嫌で冷やかしであることを明言する人もいます。

しかし、これはNGです。営業マンに対して失礼であるばかりでなく、来場特典はあくまで購入検討者に対してプレゼントされるものなので、最悪もらえなくなる可能性があります。

「自分は買う気ないけど親戚や知人が興味があるというので代わりに見に来た。」などという人もいますが、これも基本的にNGワードです。

一般的に購入検討者が聞かれて答えられそうなことは答えられるようにしておきましょう。

用意しておく質問の回答
  • 購入の動機、きっかけ(今の家が古い、家族が増えた)
  • 競合物件どこか見に行った?(競合物件を言えるようにしておく)
  • 予算、希望間取り(最低限その物件にある価格帯と間取り)

来場特典のプレゼント条件を確認する

せっかく見に行って2,3時間消費して、来場特典がもらえないとなったら悲惨です。来場特典のプレゼント条件はきちんと確認しましょう。

設定されている条件は次のようなものが多いです。

  • 事前予約をしておくこと
  • 初回の来場であること
  • アンケートを記入すること
  • 家族全員で来場すること
  • 自己の購入検討物件であること
  • 来場特典が記載された案内物を持参すること
  • メールマガジンを購読すること